肝臓がん(肝臓癌)の進行度(ステージ分類[Stage分類]:病期)

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肝臓がん(肝臓癌)の進行度は、原発性肝癌取扱い規約(日本肝癌研究会編:金原出版)により規定されています。

原発性肝癌取扱い規約によるステージ分類は、がんのT因子(がんの個数、大きさ、脈管侵襲の3項目で規定される)とN因子(リンパ節転移)、M因子(遠隔臓器への転移状況)で決まり、これら3要素を組み合わせてI、II、III、IVA、IVBの5段階に分類されます。

T因子-肝がん(肝癌)の進行度

T因子はがんの個数、大きさ、脈管侵襲の3項目で規定されます。

  1. 腫瘍個数が単発
  2. 腫瘍径が2cm以下
  3. 脈管侵襲がない※

※門脈への侵襲を認めない(Vp0)、肝静脈への侵襲を認めない(Vv0)、肝内胆管への侵襲を認めない(B0)

肝がん(肝癌)の個数、大きさ、脈管侵襲(T因子)

T1
①、②、③の3項目すべてに合致する
T2
①、②、③の3項目のうち2項目が合致する
T3
①、②、③の3項目のうち1項目が合致する
T4
①、②、③の3項目全てに合致しない

N因子(リンパ節転移の有無)-肝がん(肝癌)の進行度

肝がん(肝癌)のリンパ節転移の有無(N因子)

N0
リンパ節転移を認めない
N1
リンパ節転移を認める

M因子(遠隔臓器への転移の有無)-肝がん(肝癌)の進行度

肝がん(肝癌)の遠隔臓器への転移の有無(M因子)

M0
遠隔転移を認めない
M1
遠隔転移を認める

肝臓がん(肝臓癌)の進行度(ステージ)の表

肝臓がん(肝臓癌)進行度 原発性肝癌取扱い規約第5版(日本肝癌研究会編)

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肝臓がん(肝臓癌)ステージ別5年生存率

■肝がんステージ別の5年生存率
全がん協臨床病期別5年生存率(1997-2000年:初回入院症例)

ステージ
5年生存率
I期
54.6%
II期
43.1%
III期
24.8%
IV期
9.4%

上の表は、全国がん(成人病)センター協議会(通商:全がん協=加盟施設は国立がんセンターや癌研有明病院、県立がんセンターなど)が発表している肝臓がん(肝臓癌)のステージ別5年生存率を表したものです。

 

 

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