肝臓癌のステージ、手術、治療、転移-QOL維持【国分寺鈴木医院】

肝臓がん(肝臓癌/肝癌)治療の第一歩は正しい現状把握から

肝臓がん(肝臓癌/肝癌)治療中の方、これから治療を受ける方へ

このページをご覧頂いているのは、ご自身が肝臓がん(肝臓癌/肝癌)と診断された患者様や、ご家族・ご親戚・ご友人など大切な方が肝臓がん(肝臓癌/肝癌)と診断された方だと思います。

これから肝臓癌(肝臓がん/肝がん)の治療を受ける方や現在治療中の方もいらっしゃるでしょうし、手術(肝切除)やラジオ波焼灼療法、エタノール注入療法などの局所療法を行ったが再発や転移が不安だ、あるいは再発を繰り返しているという方もいらっしゃるかもしれません。

進行肝臓がん(肝臓癌/肝癌)のため手術適応とならず、ラジオ波治療などもできず、肝動脈塞栓術、肝動注化学療法、そして全身抗がん剤治療を積極的に行ってきたが、治療の甲斐なく肝臓がん(肝臓癌/肝癌)の再発・転移を防ぐことができず医師から辛い宣告をされた方もいらっしゃることでしょう。

肝臓がん(肝臓癌/肝癌)の治療を行う際には治療をする事が第一に優先され、人間の尊厳を重視しQOL(生活の質)を重視することや患者不在の治療にならないよう注意することが忘れられがちです。

当院では患者様主体の肝臓がん(肝臓癌/肝癌)治療を目指しています。

肝臓がん(肝臓癌/肝癌)には原発性と転移性がある

原発性肝臓がん(肝臓癌/肝癌)と転移性肝臓癌(転移性肝がん)

肝癌とは肝臓にできるがん(悪性腫瘍)のことで、肝臓に発生した原発性肝がんと、肝臓とは別の臓器に発生したがんが肝臓に転移した転移性肝がんに分かれます。

原発性肝がん(肝癌)は肝細胞がんと肝内胆管がんとに分けられますが、原発性肝がんのうち90%以上は肝細胞がんであるため<肝がん>というと通常は肝細胞がんのことを指します。

 

原発性肝がん(肝癌)には肝細胞がんや肝内胆管がん(胆管細胞がん)の他に、肝細胞がんと肝内胆管の混合型の皇后型肝がんや胆管嚢胞腺がん、小児に発生する肝芽腫、未分化がんなども含まれます。

 

一方の転移性肝がん(転移性肝癌)は、他臓器に発生したがんや肉腫が肝臓に転移したがんのことを指します。転移性肝がん(肝転移したがん)は原発性肝がんとはことなる性質を持っていますので、原発性の肝臓癌(肝細胞癌)とは治療方法などが異なってきます。

 

肝転移をきたしやすいのは様々で、原発巣(もともとのがんが発生した部位)がどこなのかによって治療法は異なってきます。
 

肝臓がん(肝臓癌/肝癌)は再発を繰り返しやすい

肝臓がん(肝臓癌)治療においては、主に外科的手術(肝切除)やエタノール注入療法、ラジオ波焼灼療法、動脈塞栓療法(肝動脈塞栓術)などの治療が柱となります。

 

肝臓がん(肝臓癌/肝癌)になる方は、もともとB型肝炎やC型肝炎など慢性肝炎の方や肝硬変をきたしている方などが多いため積極的に治療を行っても再発率が高いですし、見つかったときには手術やラジオ波などの局所療法が出来ないほど進行している事も多く決して予後の良い病気ではありません。

 

B型肝炎やC型肝炎、肝硬変から肝がん(肝癌)に移行したケースが多いため、肝機能が低下していることが多く、手術が困難な場合も少なくありませんし、肝切除術を行っても肝がんになった原因は残るため再発率が高いのです。

 

また、化学療法(抗がん剤治療)が非常に効きにくいことも進行した肝臓がん(肝臓癌)治療を困難なものにしています。

 

また肝臓は「沈黙の臓器」と言われていますが、ある程度症状が進行しないと症状が現れないことも肝臓がん(肝臓癌)治療の成績が思わしくない原因の一つになっています。

 

実際、全国がん(成人病)センター協議会(略称:全がん協)加盟施設の臨床病期別5年相対生存率(1997-2000年)によれば初回入院時ステージIの肝癌の5年生存率は54.6%、ステージIIで43.1%、ステージIIIでは24.8%、そしてステージIVではわずか9.4%と決して満足できる治療成績が得られていないのです。

 

早期肝がんの再発を防ぎ、進行肝臓がん(肝臓癌)を克服するために

 

肝臓がん(肝臓癌/肝癌)の治療は手術でがん細胞を取り除いたら終わりではありません。ラジオ波焼灼療法(RFA)やエタノール注入療法(PEI)、肝動脈塞栓療法(TAE)、肝動脈化学塞栓療法(TACE)、肝動注化学療法(TAI)、放射線療法や全身化学療法(抗がん剤)で叩けば簡単に肝臓がん(肝臓癌/肝癌)が治るわけでもありません。

 

肝臓癌の根治手術後、進行度によっては再発を予防する目的で様々な治療を行うことがありますが、副作用に苦しんでいる方が多く見受けられます。また癌治療を受けたからといって100%再発を抑えられるという事でもありません。

 

「統計的に数%再発のリスクが低くなる」ということですから、副作用が強いためQOLが著しく低下してしまうようでしたら治療を中断したほうが患者さんの不利益が少なくなるということも十分に考慮する必要があります。
※治療継続の判断は必ず担当医師にご相談下さい。

 

肝臓癌が再発・転移した時の治療

手術後に再発・転移した肝臓癌の治療はTAE(肝動脈塞栓術)やTACE(肝動脈塞栓化学療法)、動注化学療法、そして全身化学療法(抗癌剤投与)など、より身体への負担の大きな治療が中心となりますが、残念なことに十分な効果が得られない事もしばしばです。

 

肝臓外のリンパ節や他の臓器に転移してしまった進行肝臓癌の場合は抗がん剤治療が中心となりますが、やはり長期にわたり病状進行を抑えていくことは難しいのが現実です。

 

再発を心配するあまり精神的に不安定になったり、副作用で辛い思いをしたり、あるいは病状悪化を十分に抑えることができずに苦しまれている方は本当に多く見受けられます。

 

早期肝臓がんの再発・転移を防ぎ、進行肝臓癌でも充実した人生を過ごすために

肝臓癌の治療は手術でがん細胞を取り除いたら終わりではありません。化学療法(抗がん剤)で叩けば簡単に治るわけでもありません。

 

根本的に肝臓癌を克服する、あるいは克服できなくとも肝臓癌との共存を目指すには、肝臓癌になってしまった原因が何かを考え、肝臓癌が再発しにくい体内環境を作ることが大切だと思います。さらには治療中、治療後の生活の質を保ち精神的にも肉体的にも安定した豊かな人生・満足度の高い人生にすることがとても大切ではないかと思います。

 

大学病院やがんセンターなど癌拠点病院でたとえ「治療法は無い」と告知をされてしまっても、できることはありますし、生活の質を保つ、あるいは向上させる術はあるかもしれません。

 

現在の治療効果が十分あり、生活の質にも満足していて、今後の不安もまったく無いのであればとてもすばらしいことだと思います。

 

しかし、少しでも悩まれているようであれば闇雲に治療を受け続けるのではなく、治療を補完するいろいろな方法・考え方があるということを知ることは、今後の闘病生活に役立てるものと思います。

 

肝臓癌の治療に際し、まず当HPで肝臓癌に関する情報を知っていただき、これからの治療に役立てていただければと思います。
 

当院では肝臓癌と診断されてもQOL(生活の質)を維持していくためには体力を付け、免疫を整えていく事が大切だと考えています。
 
当院では患者さんやご家族・ご親戚・ご友人など皆様の笑顔が戻るように最大の努力を惜しむことなく相談・診察にあたります。

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肝臓がん(肝臓癌/肝癌)情報目次

  1. 肝臓癌の治療、症状
    今ご覧いただいているこのページです
  2. 肝臓癌の原因、肝炎
    肝臓がん(肝臓癌/肝癌)の統計や発生原因について。肝臓の働きなど。
  3. 肝臓癌の初期症状と末期症状
    肝臓がん(肝臓癌/肝癌)の初期症状および進行した時の症状、黄疸などの自覚症状について。
  4. 肝臓癌の腫瘍マーカー
    肝臓がん(肝臓癌/肝癌)の血液検査(腫瘍マーカー)について。肝機能検査:AST,ALT,Bil,Alb,血小板数、腫瘍マーカー:AFP,PIVKA-IIについて
  5. 肝臓癌の画像検査
    超音波検査(エコー検査)、CT検査(CTスキャン)、磁気共鳴画像法(MRI検査)、血管造影、骨シンチグラフィー、PET検査について
  6. 肝臓癌のステージと5年生存率・余命
    TNM分類による肝臓がん(肝臓癌/肝癌)の進行度(ステージ)、5年生存率について
  7. 肝臓癌の治療の選択
    肝臓がん(肝臓癌/肝癌)の治療方針を決定する肝障害度と腫瘍数、腫瘍径の基準。
  8. 肝臓癌の手術とラジオ波焼灼療法
    肝臓がん(肝臓癌/肝癌)の外科手術、ラジオ波焼灼療法(RFA)、エタノール注入療法(PEI)、肝移植について
  9. 肝臓癌の肝動脈塞栓術や抗がん剤
    肝臓がん(肝臓癌/肝癌)の動脈塞栓術(肝動脈塞栓療法)、肝動注化学療法、全身化学療法(ネクサバールなど)、放射線治療。進行した肝がんに対して行う治療、骨転移や脳転移した肝臓がんに対する放射線治療について。
  10. 肝臓癌が再発・転移した時の治療
    再発・転移した肝臓がん(肝臓癌/肝癌)の治療。肺転移、骨転移、脳転移した肝癌の治療。